Apple Watchは最新のSeries 7から、付属する磁気充電ケーブルが高速充電対応のUSB-Cケーブルに変更。
従来のケーブルは端子がUSB-Aで、高速充電にも対応していませんでしたので、これは大きな変化といえます。
今回の記事では、その高速充電ケーブルの性能を検証します!
上記の写真が新しい「Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル」。
ケーブルの長さは従来品と同じ。ちなみに単品購入時の定価も同じ3,850円(税込)です。
なお現状で高速充電に対応するApple Watchは最新のApple Watch Series 7のみです。
このように端子がUSB-Cになったのが見た目上の大きな違いです。
またApple Watchと接続する磁気部分の周辺が金属で覆われているのも見た目上の特徴です。
では、ケーブルが変わったことで、実際に充電速度はどのくらい変わるのでしょうか。
Apple公式サイトでは「Apple Watch Series 7と組み合わせると最大33%高速に。約45分で充電が80%完了します」と記載がありますが、実際はどうなのか検証してみたいと思います!
高速充電ケーブルの充電結果
Apple Watchの高速充電ケーブルを使ったときは、30分でApple Watchのバッテリーが24%→84%になりました(60%増)。
アップル製品は80%を超えると充電速度は遅くなるので、0%から充電スタートした場合は、さらに%の増加は大きかったはずです。
ちなみに簡易的な電圧電流チェッカーを使ったところ、電圧は5V程度で、電流はマックスで6A程度出ていました。
つまり3W程度の充電ができていたことになります。
通常のケーブルの充電結果
通常のケーブルの場合は30分の充電でApple Watchのバッテリーが42%→76%に(34%増)。
高速充電ケーブルの場合は60%増だったので、高速充電ケーブルは最大33%高速どころか、2倍近く高速だったことになります。
筆者の通常のケーブルは2年以上前から使っているものなので、劣化や個体差などもしかしたらあるかもしれませんが、それにしても高速充電ケーブルは速かった……という結果になりました。
なお今回はいずれの充電においても、最大100Wの出力のある充電器にケーブルを接続して充電しました。
この充電器の性能によっても、Apple Watchの充電の速度は変わってきますし、複数ポートのある充電器の場合は、各ポートによっても出力が変わる場合もあります。
Apple Watchの充電速度が遅いと感じている人は、ケーブルだけでなく充電器も含めて充電環境を見直してみるといいでしょう!
また最近はBelkinの製品などでAppleの認証を獲得した高性能のApple Watch充電器が登場しているので、そちらも是非チェックを。下記の関連記事にてレビューを行っています。
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