22/08/2022 huaweielectronics 621 ビュー

IEEE802.11ac非対応のMac miniに極小無線LAN子機を差して高速化｜Mac

　Windowsユーザーだった女子編集者が、実際にMacを使うなかで出合ったトラブルを解決する本連載。プラネックス（外部サイト）から5GHz専用の極小無線LAN子機「GW-450S（手裏剣）」が発表されました。ちょうど自宅の無線LANルーターも5GHz専用の「5ギガでGO! MZK-UPG900HP」（関連記事）も入手したところなので、この組み合わせでさっそく試してみました。

　自宅で使っているMac miniは普段、有線接続していますが、せっかく本体が小さいので無線で利用すれば設置場所フリーというメリットがあります。Mac miniはIEEE802.11acに非対応なので、GW-450Sを使うのにはピッタリです。

GW-450S（手裏剣） ●プラネックス　●2480円前後（4月中旬発売予定）

↑Bluetoothマウスの受信機くらいのサイズですが、WPSボタンを搭載しており設定が簡単。MacBookに差してもこの通り飛び出しが少ないので扱いやすいです。手裏剣のロゴが可愛いと思いました。

　親機「5ギガでGO! MZK-UPG900HP」と子機「GW-450S（手裏剣）」導入前は、他社製の2.4GHz対応ルーターとMac mini本体内蔵のWi-Fiの組み合わせだったので、2.4GHz、リンク速度144Mbit/秒でつながっていました。

　ちなみにこの画面は、OS Xに標準搭載の「ネットワークユーティリティ」で表示できます。Mavericksでは「CoreServices」フォルダー→「アプリケーション」フォルダーと深いところにあるので、Spotlight検索が便利です。

　GW-450SをMac miniに接続。隣に差さっているのはロジクールのBluetoothマウスの受信機。ほぼ同じサイズですね。

IEEE802.11ac非対応のMac miniに極小無線LAN子機を差して高速化｜Mac

　専用ドライバーをインストールします。

　親機「MZK-UPG900HP」のWPSボタンを押して…

　GW-450SのWPSボタンを押します。

　接続完了！とても簡単だったので、これならネットワークが苦手な人でも大丈夫です。

　5GHz、リンク速度433Mbit/秒でつながったことを確認。たぶんこれで11acになったはずなんですが、USBによる外付けのため「ワイヤレス診断」でも11acであることを確認できず…。

　とりあえず接続速度がどうなったのか、スピードテストサイトを使って調べてみました。赤線が引いてある部分に計測結果が表示されます。

　7回計測してみた結果が以下の通り。速くなってるからたぶん11acにつながってるハズ。

本体内蔵のWi-Fi（2.4GHz）	GW-450S（5GHz）
下り	上り	下り	上り
11.35	4.24	60.73	26.18
12.54	11.6	90.78	29.36
15.03	13.37	75.19	29.98
9.86	12.63	91.84	31.48
13.87	3.59	75.12	29.58
8.17	2.44	90.71	21.77
10.06	2.66	66.7	29.1
平均約11.6	平均約7.2	平均約78.7	平均約28.2

単位：Mbps

　それぞれ最も速度が出た結果の画面です。

本体内蔵のWi-Fi（2.4GHz）

GW-450S（5GHz）

　Mac miniを高速無線化できたおかげで、今後はWi-Fiで運用してもいいかなと思えてきました。そうすれば宅内で取り回すケーブルが1本減らせて床がスッキリしそうです。

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