ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチ2モデル「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI WATCH Fit」を日本市場にリリースすることを発表しました。発売日は2020年10月2日、予約は9月24日の14時からとなっています。
HUAWEIといえば、スマートフォンのイメージが強いメーカーですが、実はノートパソコンやワイヤレスイヤホンも開発しているのをご存じでしょうか。今回はそんなデジタルデバイスの中から、スマートウォッチを日本向けに発売するとのことです。
では、発売に先立って紹介されたスマートウォッチ2モデルについて、詳しく見ていきましょう。
100以上のスポーツモードに2週間の電池持ちを実現したHUAWEI WATCH GT 2 Pro
まずは、豊富なスポーツモードや長時間利用可能なバッテリー性能を搭載したHUAWEI WATCH GT 2 Proです。“クラシックモデル”と“スポーツモデル”の2種類があり、クラシックモデルが3万5800円(税抜)、スポーツモデルが3万1800円(税抜)での販売となります。
HUAWEI WATCH GT 2 Proは、ディスプレイにサファイアガラス、ボディにはチタンが採用されています。見た目の高級感はもちろん、耐久性にも期待ができますね。
見た目は丸形のディスプレイで、文字盤のデザインによっては普通の腕時計のようにも見えます。どんな服装にも合わせやすいシンプルなデザインといえるでしょう。
スマートウォッチのメイン機能ともいえるのが、ヘルスケアやスポーツモードです。本製品には、ランニング、スキー、クライミング、ゴルフなど、計100種類以上のスポーツモードを搭載。6種類のワークアウトを自動で識別する機能もついています。
例えば、スキーの場合は、心拍数や距離のほかに、最大勾配や合計下降距離を表示可能。ゴルフモードでは総スイング数やスイング速度、平均スイング速度、最速スイング速度が表示されるなど、それぞれのスポーツに合わせて、欲しい情報を提供してくれます。
ヘルスケアの面では、心拍数の計測やストレスモニタリング、睡眠モニタリング機能が利用可能です。付けているだけで、自分の体調や疲れ具合を確認できるようになるのはありがたいポイントでしょう。
HUAWEI WATCH GT 2 Proには、GPS機能が搭載されています。ただ位置情報を知らせるのではなく、GPS信号が弱い時に通知してくれる“失跡アラート”や、GPSが強い地点を特定する“自動記録”といった機能も搭載されています。GPSが途切れても、最後に電波を受信した地点まで案内してくれる機能もあるので、山登りの際などにつけていれば、遭難を免れる、なんてこともあるかもしれません。
本製品の大きな特徴の1つが、そのバッテリー性能にあります。なんと、通常使用であれば2週間は充電の必要がないほど。GPS機能を使用していても30時間、音楽の連続再生は24時間に対応しています。スマートウォッチは、頻繁に充電しなければいけない手間から、購入を見送っていたという人でも、これだけのバッテリー性能があれば満足できるのではないでしょうか。
また、ワイヤレス充電にも対応しているので、お手持ちのQi対応充電器なども使用可能、5分の充電で10時間使用可能な急速充電にも対応しています。
お手持ちのスマートフォンとBluetooth接続すれば、通話履歴の表示や通話の拒否、ミュート機能などを設定できます。また、着信やメッセージ、メールやカレンダーといった情報も閲覧可能なので、ちょっとしたスケジュールの確認などに、わざわざスマートフォンを手に持つ必要はありません。
軽量で大画面ディスプレイを搭載したHUAWEI WATCH Fit
もう1つのスマートウォッチが、軽量ボディと大画面ディスプレイを搭載したHUAWEI WATCH Fitです。カラーバリエーションはグラファイトブラック・ミントグリーン・サクラピンクに加え、HUAWEI STORE限定販売となるカンタロープオレンジの4色で、1万3800円(税抜)と比較的安価に購入可能です。
HUAWEI WATCH Fitには、1.64インチの大画面ディスプレイが搭載されています。なおかつ、ベゼルがかなり細く設計されているので、本体が大きすぎて邪魔になる心配もなさそうです。解像度は280×456の高精細となっています。
常に腕につけていることが想定されるスマートウォッチにおいて、質量は大事なポイント。本製品は、ベルト部分を含めてわずか34gと軽量で、厚さ10.7㎜とスリムな設計を採用しています。長時間使用していても疲れにくく、フィットするデザインはありがたいですね。
スマートウォッチは、多くの製品がバッテリーの消費を抑えるために、スマートフォンと同様に使用時以外には文字盤が非表示になっています。しかし、さっと時間を確認したいときに画面をワンタップしなければいけないのがなかなか億劫なのも事実。HUAWEI WATCH Fitは、常時表示ディスプレイに対応しているので、即座に時間を確認することができます。細かな点ですが、使い心地は大きく変わるでしょう。
HUAWEI WATCH Fitは、12種類のフィットネスコースに対応しています。仕事や勉強の合間に、少し体を動かしたいといった場合のサポートをしてくれるので、健康に気を使っている人にピッタリですね。
また、内蔵のGPSでランニングのコースをトラッキングしたり、13のランニングコースから適切な項目を選択、サポートしてくれる機能も搭載されています。もちろん、心拍数の計測や消費カロリーの表示、睡眠モニタリング機能なども使用可能です。
通常使用であれば、10日間電池が切れないバッテリー性能も搭載しています。GPSモードを使用した場合は12時間となっており、30分で70%充電できる急速充電にも対応。HUAWEI WATCH GT 2 Proと同様に、頻繁に充電する必要がないのも特徴的です。
取材・文/佐藤文彦