実売2万円以下の低価格なモトローラのSIMフリースマホ「moto g10」を写真や動画で紹介!外観や同梱品、基本機能をチェック【レビュー】
2021年04月12日09:55 posted by memn0cklist
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SIMフリースマホ「moto g10」をファーストインプレッション! |
既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)がSIMフリースマートフォン(スマホ)「moto g10(型番:XT2127-2)」および「moto g30(型番:XT2129-2)」(ともにMotorola Mobility製)を3月26日に発売しています。価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webショップ「Moto ストア」ではmoto g10が21,800円、moto g30(イヤバッズセット)が27,800円で、Amazon.co.jpやヨドバシ.comなどではポイント還元を含めた実質負担額はmoto g10が19,620円、moto g30が23,220円となっています。なお、販路はMoto ストア以外に量販店やECサイトのほか、NifMoなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)が取り扱っています。今回はそんな2機種のうちの上位機となるmoto g10について外観や同梱品、基本機能を写真や動画を交えて紹介したいと思います。moto g10の同梱品一覧moto g10もモトローラのミッドレンジモデル「moto g」ファミリーの最新モデルで、同時に発売されたmoto g30との主な違いはチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdargon 460」のmoto g10、Qualcomm製「Snapdragon 665」のmoto g30となっており、その他は概ねカメラの画素数や画面のリフレッシュレート、本体カラーや背面パネルの質感くらいの差異となっています。moto g10のパッケージ(箱)はmoto g30や他のmoto gシリーズと同様に黒をベースにし、横から開けるタイプで、箱を開けるとすぐにmoto g10の本体が収納されています。本体を取り出すと、下に付属品があり、ACチャージャー(10W)およびUSB Type-C ケーブル、クリアケース、ヘッドセット、SIM取り出しピン、クイックスタートガイドなどの紙類が同梱されています。本体のディスプレイ面に貼られている保護シートを剥がしているところディスプレイは上部中央にしずく型ノッチ(切り欠き)が配置されたアスペクト比9:20の縦長な約6.52インチHD+(720×1600ドット)IPS液晶「Max Vision Display」(約269ppi)となっており、moto g30では90Hzのリフレッシュレートに対応していますが、moto g10は非対応で通常の60Hzとなっています。サイズは約165.22×75.73×9.19mm(最薄部)、質量は約200gと6.5インチサイズであるため、それなりに大きく重く、本体カラーは写真で紹介している薄いシルバーピンクといった感じのサクラパール(型番:PAMN0025JP)に加え、黒に近いオーロラグレイ(型番:PAMN0017JP)の2色展開です。moto g10を起動したところ。起動時の「Hello, moto!」の音は「設定」の「音」にてオフにすることも可能moto g10の正面。初期設定を終えたところmoto g10を持ってみたところまたノッチ部分には約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/広角レンズ(F2.2)を内蔵し、生体認証としては本体背面の「M」ロゴ部分に指紋センサーを備えています。画面は解像度は高くなく、高解像度の製品と並べるとさすがに違いはわかりますが、普段使っていて画面がみにくいということはありません。moto g10の背面。指紋センサーやリアカメラが配置。リアカメラは左側の上から超広角カメラ、広角カメラ、深度カメラ、右側の上からLEDフラッシュライト、マクロカメラと並んでいます背面パネルはプラスチック製だと思われ、高級感はありませんが、防滴仕様で無難な質感といったところでしょうか。サクラパールは光の当たり具合によって青っぽくも見え、しかも鱗状の模様も付けられており、かなり独特な印象です。また背面には指紋センサーに加え、以下のクアッド構成のリアカメラが搭載されています。・約4800万画素CMOS(1画素0.8μm)/広角レンズ(F1.7)・約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/超広角レンズ(F2.2、画角118°)・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/マクロレンズ(F2.4)・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/深度カメラ(F2.4)リアカメラの出っ張りはあまりなく、付属のクリアケースを装着すればほぼフラットとなっていました。本体上側面には3.5mmイヤホンマイク端子が配置主な仕様は4GB内蔵メモリーおよび64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大512GB)、5000mAhバッテリー、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、モノラルスピーカー、加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロスコープ、位置情報取得(A-GPS、GPS、Glonass、Galileo)など。moto g10の左右側面。本体を縦に持ったときの右側には上からGoogle アシスタントボタン、音量上下ボタン、電源ボタンが配置され、左側にはnanoSIMカードおよびmicroSDXCカードのスロットがありますカードスロットを引き出したところ。トリプルスロットではないのは残念。一方、moto g30では4GのBand 41に非対応となっていますが、moto g10では対応しているのはau回線やソフトバンク回線で使う場合は良いように思われます通信面ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4GHzおよび5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)をサポートし、対応周波数帯は以下の通り。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)のスロットが2つあり、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応していますが、片方のスロットはmicroSDカードと共有となっています。GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHzW-CDMA band B1/B2/B5/B8LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41moto g10の下側面にはマイクおよびUSB Type-C端子、外部スピーカーが配置されていますサイズ比較としてmoto g10(左)とmoto g30(右)を並べてみたところ。縦横ほぼ同じサイズで、付属のクリアケースもどちらにも装着可能でしたこちらは同じくmoto g10(左)とmoto g30(右)を背面にして並べたところ。サクラパールとパステルスカイは色味は似ているものの、moto g10は背面パネルに鱗のような模様が付けられています初期設定直後のアプリ一覧(画像=左)とアプリ切替(画像=右)。FMラジオ(録音可能)も搭載していますが、同社の他の製品と同様に対応周波数帯が87.5〜108.0MHzとなっているのでご注意くださいOSはAndroid 11を搭載し、ほぼ素の状態に近い“Pure Android”なユーザーインターフェース(UI)となっており、プリインストールされているアプリもかなり少なめで、スプレッドシートやスライド、ドキュメント、Facebook、Google Fit、Google ニュース、Google Pay、Google Podcasts、Google Homeはアンインストールが可能です。moto g10の設定画面の第1階層目初期設定直後の内蔵ストレージの利用状況(画像=左)と規制情報(画像=右)。ストレージは空きが約110GB、認証情報は電波法(R)が「202-SMI067」、電気通信事業法(T)が「ADF20-0020202」設定の「端末情報」におけるソフトウェア情報(画像=左)とハードウェア情報(画像=右)。中国製で、FCC IDは「IHDT56ZM2」(箱より)ベンチマーク結果。左がCPU性能を測る「Geekbench 5」、右がグラフィック性能を測る「3DMark」でそれぞれ3回測定した中央値。スコアはGeekbench 5のシングルコアが246、マルチコアが1153、3DMarkのSling Shot Extreme Unlimited - OpenGL 3.1が854で、moto g30や既存のmoto g8およびmoto g8 powerよりも1〜3割ほど低いメインの広角カメラによるカメラ撮影例(屋外、曇り)。通常は4つの画素を1つにまとめて1200万画素相当として撮影しています超広角カメラによるカメラ撮影例(屋外、曇り)。ボタンをタップするだけで簡単に切り替えられ、メインの広角カメラに対して光学0.5倍のワイド撮影が可能カメラ撮影例(屋内、蛍光灯)。マクロカメラも搭載しているため、近づいた撮影も可能カメラ撮影例(屋外、曇り)。デプスカメラも搭載しており、背景をぼかすポートレートモードで撮影にも対応カメラ撮影例(屋外、夜)。暗いと自動的にナイトモードに切り替わります。Android Camera API v2に対応も対応し、サードパーティー製カメラアプリでのRAW撮影も可能moto g10は今年2月に発売された「moto e7」や「moto e7 power」よりはSoCなどの性能は高いものの、既存の昨年発売された「moto g8」や「moto g8 power」よりもSoCなどの性能は低く、これらの機種と比べてNFCや無線LAN(Wi-Fi)の5GHz帯やIEEE802.11acに対応している点は評価できますが、価格差を考えるとmoto g30の方が良いように感じました。リアカメラの画素数の違いはそこまで差はないと思われますが、SoCや内蔵ストレージの違いで3〜4千円が出せるならmoto g30がオススメだと思われます。一方、特にWi-FiやOSバージョンの違いやNFCの有無に問題がなければ、安くなっているmoto g8シリーズなどでも良いかもしれません。最後にmoto g30とmoto g10を操作しているところの動画を掲載しておきます。
【moto g30およびmoto g10、moto g8、moto g8 powerの主な仕様】製品 | moto g30 | moto g10 | moto g8 | moto g8 power |
画面 | 6.5型HD+(ノッチ)90Hz | 6.5型HD+(ノッチ) | 6.4型HD+(パンチホール) | 6.4型HD+(パンチホール) |
大きさ | 165.22x75.73x9.14mm | 165.22×75.73×9.19mm | 161.27×75.8×8.95mm | 156.0×75.9×9.6mm |
重さ | 200g | 200g | 188.3g | 197g |
SoC | Snapdragon 662 | Snapdragon 460 | Snapdragon 665 | Snapdragon 665 |
CPU | 2.0GHz×8 | 1.8GHz×8 | 2.0GHz×4+1.8GHz×4 | 2.0GHz×4+1.8GHz×4 |
GPU | Adreno 610 | Adreno 610 | Adreno 610 | Adreno 610 |
RAM | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 128GB | 64GB | 64GB | 64GB |
電池容量 | 5000mAh | 5000mAh | 4000mAh | 5000mAh |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | b/g/n | b/g/n |
NFC | ○ | ○ | ー | ー |
背面カメラ | 64MP(広角)8MP(超広角)2MP(マクロ)2MP(デプス) | 48MP(広角)8MP(超広角)2MP(マクロ)2MP(デプス) | 16MP(広角)8MP(超広角)2MP(マクロ)2MP(デプス) | 16MP(広角)8MP(超広角)8MP(望遠)2MP(マクロ) |
前面カメラ | 13MP(広角) | 5MP(広角) | 8MP(広角) | 16MP(広角) |
モトローラ moto g10 サクラパール 【正規代理店品】PAMN0025JP/AMotorola2021-03-26モトローラ moto g10 オーロラグレイ【正規代理店品】PAMN0017JP/AMotorola2021-03-26記事執筆:memn0ck■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・moto g10 関連記事一覧 - S-MAX・moto g10 - Android スマートフォン | motorola JPTweet
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