OPPOが2020年11月20日に発売を開始した『OPPO A73』は、今主流となっているフラットデザインをいち早く採用。背面をレザー調に仕上げるなど『見た目に対する拘り』が詰まったスマートフォンです。
ただし、あくまでスマートフォンは電化製品。しかもランプや置き時計の様にシンプルなものではなく、様々な要素が詰まった小さいコンピュータ。いくら見た目が良くても、使い勝手の悪いコンピュータに価値はありません。完全にアクセサリー感覚で使うなら別ですが。
使い勝手が良い=高性能というわけでもありません。例えば、スマートフォンで動画を視聴する時間が一番長い場合は、処理能力の高いSocよりディスプレイに拘るべき。液晶を採用するハイエンドより、発色が美しく漆黒の黒を表示出来る、『有機ELディスプレイ』を備えるエントリーモデルを選んだ方がコスパは高いです。
私はiPhone 13、Find X3 Pro、Zenfone 8といった最新ハイエンドを所有していますが、それらで動画を観る事は殆どありません。その理由は単純で『コスパが悪いから』。高度なグラフィック処理が必要となるゲームならともかく、動画視聴はエントリーモデルで十分。
動画視聴は電力の消費が増えるので、観る時間が長くなる程電池の寿命を短くします。折角ハイエンドを購入しても、合計利用時間の5割以上を『動画視聴』に費やしているようであれば、次に機種変する時は有機ELディスプレイを備えるミッドレンジをセレクトした方が良いかと。
スマートフォンでストリーミング動画視聴を快適に行う上で、注意しなければならないのが『セキュリティレベル』。端末にはそれぞれデジタル著作権管理法(DRM)に基づきセキュリティレベルが定められています。一般的には『Widevine L1』『Widevine L2』『Widevine L3』で区切られており、『Widevine L1』に対応する場合は、おおよその動画を高解像度設定で視聴可能になります。OPPO A73は『Widevine L1』。
ただしAmazonプライムビデオは『Widevine L1』に対応している端末でも、低解像度でしか観られない場合があります。Xiaomiのスマートフォンは殆どが『Widevine L1』に対応していますが、10月9日時点でプライムビデオをHD(高解像度)で観る事が出来ません。今後アップデートで改善されるかもしれませんが、プライムビデオを日常的に観たいという人にはお勧め出来ない状態です。
OPPO A73は廉価モデルながらFHD+解像度の有機ELディスプレイを搭載し、プライムビデオを『HD(高画質)1080p』設定で観る事が可能。138分の『トゥモロー・ウォー』をHD非対応の端末にダウンロードしようとすると、最高画質で容量が『1.06GB』。OPPO A73であれば『4.19GB』の大容量を選択出来ます。このレベルになるとスマートフォンの小さめなディスプレイでも画質差は歴然。HD非対応画質で2時間以上の作品を観るのは正直しんどい。何より没入感が低下して内容を楽しめません。
ちなみにOPPO A73はMicro SDカード(最大256GB)に対応。本体のストレージ容量は64GBと標準的ですが、動画などの大容量データは保存先をMicro SDカードに設定すれば問題なし。SIMスロット1つは排他的な扱いですが、eSIMをサポートするのでこの点に関して不便を感じる事はありません。プライムビデオは一つのアカウントで25作品までダウンロード可能です。
有機ELは液晶と比較して応答速度が圧倒的に速いので、素早い動きのシーンで『残像が発生しづらい』といった特徴を持ちます。コストが高いのでテレビサイズになると価格が数倍に跳ね上がりますが、それでも売れているのは有機ELの画質が価格を凌駕しているからでしょう。
OPPO A73はイヤフォンジャックを備えるので、手持ちのイヤフォン、ヘッドフォンで音声を聴く事が可能。ただし動画視聴中はケーブルに煩わしさを感じるかもしれません。その場合はaptXに対応するBluetoothイヤフォンを購入しましょう。より低遅延を求めるのであればaptX LLが理想ですが、廉価なaptX対応イヤフォンでも口の動きに合わせて違和感なく音声を聴く事が出来ました。
有機ELディスプレイは動画視聴に優れるだけではありません。電子書籍を読むのにも最適です。ダークモードをONにすれば文字と背景の色が反転(Kindle電子書籍リーダーの場合)。つまり文字色が白もしくはグレー、背景が黒の状態に。黒はピクセルを消灯させるので読書中は低消費電力な環境を維持。電池の減りを気にせず作品に集中できます。
最近では200gを超える端末が増える中、OPPO A73の重量はわずか162g。軽さが話題となっているXiaomi Mi 11 Lite 5Gの159gとほぼ変わりません。動画視聴、読書中は長時間スマートフォンを手に持ちっぱなしの状態になるので、軽さの恩恵は大。
有機ELディスプレイを搭載し、薄くて軽い使い勝手最高なスマートフォンOPPO A73。Amazonや楽天市場では『1万円台』に値下がりしています。私が購入した当初は確か3万円台でした。ちょっとショックです。さらに格安SIMのOCNモバイルONEでは10月25日(月)午前11時までOPPO A73の限定セールを開催中。セール価格はなんと『1円』です。
OCNモバイルONEより
セール価格で購入するには音声対応SIMを契約する必要がありますが、OCNモバイルONEは月額770円(税込)~という激安価格で電話番号つきのSIMを提供しています。さらに通話料金が特定のアプリなしで11円/30秒と一般的な料金の半額。ahamo、LINEMOといったeSIM対応格安プランとの相性が抜群です。
無料オプション『MUSICカウントフリー』を利用すれば『Amazon Music』『ANiuta』『AWA』『dヒッツ』『LINE MUSIC』『Rec Music』『Spotify』『ひかりTVミュージック』といった音楽配信サービスの通信がノーカウントに。音楽好きな人はたまりませんね!
ただしセール商品は在庫に限りがあるので、品切れにはくれぐれもご注意ください。セール期間中は在庫が復活する場合もありますが、そのままセールが終わってしまう事も多いので!
記事に書かれている内容
OCNモバイルONE新旧料金比較
旧料金プラン | 新料金プラン |
---|---|
1GB:1,298円 | 1GB:770円 |
3GB:1,628円 | 3GB:990円 |
6GB:2,178円 | 6GB:1,320円 |
10GB:3,168円 | 10GB:1,760円 |
格安SIMの音声対応SIM利用料金一覧(税込)
OCNモバイルONE | IIJmio | BIGLOBEモバイル | mineo |
---|---|---|---|
1GB:770円 | 2GB:858円 | 1GB:1,078円 | 1GB:1,298円 |
3GB:990円 | 4GB:1,078円 | 3GB:1,200円 | 5GB:1,518円 |
6GB:1,320円 | 8GB:1,518円 | 6GB:1,870円 | 10GB:1,958円 |
10GB:1,600円 | 15GB:1,848円 | - | 20GB:2,178円 |
- | 20GB:2,068円 | - | - |
OCNモバイルONEをお勧めしたいポイント
OPPO A73の主な仕様
OPPO A73 | |
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Soc | Snapdragon 662 |
容量 | 4GB/64GB(LPDDR4X/UFS 2.1) |
電池 | 4,025mAh |
充電 | Quick Charge 2.0 |
重量 | 約162g |
画面 | 6.44インチ(フルHD+、有機EL) |
素材 | ディスプレイ:ゴリラガラス5 |
カメラ | 【メインカメラ】 解像度:1600万画素 F値:2.2 【超広角カメラ】 解像度:800万画素 視野角:水平119度 F値:2.2 【モノクロカメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 【深度測定カメラ】 解像度:200万画素 F値:2.4 |
センサー | 磁気センサー、近接センサー、光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、ステップカウント機能対応 |
ハイレゾ | 対応 |
eSIM | 対応 |
スピーカー | モノラル |
対応バンド | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE: Bands 38/41 |
OPPO A73の対応周波数帯に関する情報
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo
ワイモバイル、LINEMO
BIGLOBEモバイル、UQモバイル
楽天モバイル
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