Spotify初のハードウェア「Car Thing」、90ドルで発売

Spotify初のハードウェア「Car Thing」、90ドルで発売

ダッシュボードに取り付けた「Car Thing」

スウェーデンSpotifyは2月22日(米国時間)、同社初になるハードウェア製品「Car Thing」を米国で発売した。車のダッシュボードに取り付けるSpotify専用リモコンのようなもので、価格は89.99ドル(約1万円)。米国以外での発売予定は未定だ。ダッシュボードに取り付けるためのアダプタやシガーソケットに接続する電源ケーブルなどが付属する 単体で使えるものではなく、サブスクサービスSpotify PremiumのアカウントとSpotifyアプリ搭載のiOSあるいはAndroid端末が必要。また、バッテリーは搭載していないので、シガーソケットなどから電力を供給する必要がある。 Spotifyアプリ搭載端末とBluetoothで接続することで、端末の画面ではなくこの“リモコン”の物理コントローラとタッチスクリーン、独自の音声アシスタント(Hey Spotify)で楽曲選択、再生、一時停止などの操作が可能になる。 SpotifyはCar Thingを2019年5月に発表し、昨年4月から招待制βテストを実施していた。 同社によると、このテストでユーザーが以前より車中でSpotifyを聴くようになったという。 米AppleのCarPlayや米GoogleのAndroid Autoに対応している車種には不要そうだが、古い車両での需要はありそうだ。

 Spotify初のハードウェア「Car Thing」、90ドルで発売